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コロニア( または )とは、古代ローマの植民都市のこと。コローニアや、日本語で植民市と表記することもある。 ==概要== 新たに征服した地域や辺境の防衛と安定化のため、経済的・社会的目的のため〔岩井 経男 共和政ローマの植民政策 : 植民市建設と個人的土地分配(前393年-前134年) 〕、ローマ人が入植するために造られた辺境の植民都市のことを指す。共和政期から帝政期を通じ、ローマの威光を示すためや増えた人口を移住させるため、また退役軍人の職を確保し移住させるためにも設けられた〔。植民市にはローマ植民市とラテン植民市があり、前者はローマ市民が移民し住民は引き続きローマ市民権を保持し続けた。後者はローマ市民およびラテン人が移住したが住民はローマ市民権を持つことは出来なかった。紀元前91年の同盟市戦争の結果、当時の執政官ルキウス・ユリウス・カエサルが制定したユリウス市民権法により、イタリアの自由民全て(ラテン市民権保有者)がローマ市民権を得たため、イタリアにおける両者の区別は消滅した〔ためになる西洋史 植民市 〕。コロニアは法、平民会議決、元老院議決によってのみ新たに造ることができた〔William Smith, D.C.L., LL.D., A Dictionary of Greek and Roman Antiquities, John Murray, London, 1875. Colonia 〕。 共和政ローマ期には多くの都市の法的区分が作られたが、帝政ローマになり区分が整理され、自治市(自由市)、同盟市、植民市などの''地位''に集約された。また、それらの範疇に入らない外国人の都市もあった。 「自治市」はローマから自治を認められ、兵の駐屯や納税の義務が免除され事実上独立した都市をいう。ローマと条約を結び「同盟市」となる都市もあった。同盟市には軍役・納税の義務が課されたことが、自治市との大きな違いであった。自治市とともに、ローマ市民権は与えられていなかった。これらの区分の中では、「植民市」が最も価値のある''地位''であった。植民市は新たに創設される以外にも、自治市や同盟市から''昇格''して植民市になる例もあった。逆に植民市が''降格''したり、都市が消滅することも珍しくなかったという〔パトリック・ル・ル著 北野徹訳 ローマ帝国 帝政前期の政治・社会 ISBN 978-4-560-50974-6 p94〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コロニア (古代ローマ)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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